東京藝術大学 大学院 映像研究科

Graduate School of Film and New Media Tokyo University of the Arts
博士後期課程
MAZE KING
キム・ハケン | 2013
アニメーション専攻
夜ごはんの時刻
村本咲 | 2013
アニメーション専攻
USALULLABY
池亜佐美 | 2013
アニメーション専攻
作品タイトル
作家名
CATEGORY

アニメーション専攻

Department of Animation
アニメーションの「新たな宇宙」を構築する
 アニメーションをめぐる状況は、現在、急激に変化しています。私たちを取り巻く映像メディアは日進月歩の進化を遂げ、それに伴いアニメーションの表現領域は大きく広がりました。インターネット上では、天文学的な数のアニメーションが共有され、そこから人々が思い描く「アニメーション」のイメージは、ますます多様で曖昧なものになっています。アニメーションの宇宙は、ビッグバンさながらの果てしない拡散をさらに加速させているのです。
 しかしながら、アニメーションを巨視的な視点から眺めると、そこに長い歴史があることがわかります。アルタミラの洞窟画まで遡ることのできる人類のイメージの歴史が、現代の映像テクノロジーと出会い、干渉を起こしながら生み出されてきたものが、いま私たちの触れる「アニメーション」の総体です。こうした長い歴史的な文化背景を持つアニメーション表現を芸術としてとらえ、立体的な奥行きのある世界として、アニメーションをとらえ直す批評的営為が、日本だけでなく世界的に必要とされているのではないでしょうか。
 アニメーション専攻は、拡散するアニメーションの宇宙を再構築し、我が国におけるアニメーション表現の独自性を国際的な視野から評価し、その自立的発展を実現しつつ、創造性豊かな人材育成、教育研究をおこなってゆきます。
高度な表現能力を持ったリーダーを養成
 自己の作品の質への理解、文化的・産業的な位置づけなど、作品に対する客観的な視点を持ち、大きな射程で進むべき方向性を示すことのできる「リーダー」となりうる人材の養成をめざし
ます。既存のアニメーション表現に安住することなく、新たな表現のための実験的モチーフやテーマ、手法や道具などを自ら開拓し、さらには自らの作品を社会化するプロデュースの方法まで提案しうる「革新的創造者」を育てます。
「つくる」ことを主体とした教育研究
 これまで美術表現の分野において育まれてきた、「つくる」ことを基盤とした現場中心の教育研究手法を引き継ぎつつ、そこでの実践知を次世代に継承してゆくための、アニメーションの「知の体系化」を行います。また、文化・芸術としてのアニメーションを世界的な規模で発展させるため、国際的な研究ネットワークの構築をめざし、国内外のアニメーション教育研究機関や団体、作家らと、情報交換だけでなく人的な交流の機会を積極的に作ってゆきます。